一般財団法人日本船舶技術研究協会(略称:船技協、JSTRA)は、2005年4月に3団体(社)日本造船研究協会、(財)日本船舶標準協会及び(財)船舶解撤事業促進協会の業務を統合し、財団法人日本船舶技術研究協会として発足しました。その後、2012年4月1日をもちまして一般財団法人へ移行し、現在に至っております。この間、国土交通省のご指導、日本財団及び多くの海事関係団体のご支援を賜るとともに、賛助会員並びに海事関係者の皆様のご理解、ご協力を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。
我が国海事産業は、厳しい国際競争の中、多大な経営努力を重ねながら世界をリードし、海上輸送モードの革新、海上における安全の確保及び海洋環境保全において、牽引役として果たしてきた役割は極めて大きいものがあります。これらは、荷主・海運・造船・舶用工業といった我が国海事産業が互いに協調し、なおかつ切磋琢磨してきた成果であります。
本協会のキーワードは「船舶の基準・規格・研究開発」です。基準・規格・研究開発を三位一体で捉え、海運・造船・舶用工業等の「産」、大学・研究機関・学会等の「学」及び検査機関を含む行政機関等の「官」が一体となった海事クラスターの場を提供し、基準・規格の日本提案を実現するための取り組みと国際競争力強化のための研究開発とを三位一体で強力に推し進めております。
また、本協会の活動で得た情報及び成果につきましては、セミナーや成果発表会の開催、ホームページへの掲載、メールニュースによる配信などにより広く情報提供し、皆様の新たなニーズに応えるために更なる充実を図ってまいります。
本協会はこうした活動を通じ、我が国海事産業の一層の発展のため役職員一丸となって業務に邁進する所存です。
皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
会長 田中 誠一