ISO/TC8/SC1(救命及び防火分科委員会)、同WG1(救命作業委員会)及び同WG3(防火作業委員会)の会議が、2012年5月9日~11日に、パナマ市・パナマ運河局に於いて開催されました。
SC1総会に於いては、IMO(国際海事機関)にて審議が行なわれているPolar Code(極海域コード)を参考とした新規ISO規格の作成計画や、TC67/SC6(石油、石油化学及び天然ガス工業用材料及び装置/処理装置及びシステム)との共同規格開発について、今後の審議アイテムの方向性が模索されました。
WG1会議に於いては、ISO/CD 16706(退船設備)、ISO/CD 16707(退船設備-避難容量の算定方法)などについて審議が行なわれた他、Polar Codeを参考にした新規規格開発の可能性について審議が行なわれました。
WG3会議に於いては、我が国が主導して規格開発を行なっている、ISO/DIS 19292.2(炎式探知装置)の他、シリーズ規格として開発を進めている、ISO/CD 24409-2(船上安全図記号-カタログ)及びISO/CD 24409-3(船上安全図記号-実施要領)について審議が行なわれました。
今回の会議には、日本の代表(日本船舶技術研究協会)として、平岡達弘氏(製品安全評価センター。WG3議長)、宮崎恵子氏(独立行政法人海上技術安全研究所。WG1担当)、小西浩氏(一般財団法人日本舶用品検定協会。WG3担当)、松本怜大(日本船舶技術研究協会)が出席しました。
詳細につきましては、会員用ホームページ(https://www.jstra.jp/member/)をご覧ください。