2012年3月8日~9日にかけて、KORDI(Korean Ocean Research and Development Institute)の主催による「RBD/RBA(リスクベース設計・承認)に関する国際ワークショップ」が韓国/釜山にて開催されました。
RBD/RBAは、既存の決定論的規則に代えて、人命損失、船体構造破壊等のリスクを一定程度に抑える前提で多様な設計方法を許容する手法であり、欧州では、客船等において新形式の設計を行う際に採用された実績もございますが、未だ国際的に確立されたガイドラインは存在しておらず、IMOでの審議も迅速には進んでいないのが現状です。
KORDIは、2年前からRBD/RBAに関する研究に着手しており、RBD/RBAに係る国際標準を策定することを目的として本ワークショップを開催しました。
このワークショップには、主に韓国の造船所・船級協会・研究所をはじめとして約60名が参加しました。
この会議には、日本の代表(日本船舶技術研究協会)として、矢尾 哲也 氏(大阪大学・広島大学名誉教授/構造分科会長)及び 北林 邦彦の2名が出席しました。
詳細につきましては、会員用ホームページ(https://www.jstra.jp/member/)をご覧ください。