① TC8 と作業重複の可能性のあるISO 規格を開発している他のTC の活動状況
② FRP の船舶及び海洋構造物への利用検討
③ 鉄道Ro-ro フェリーに関する検討
④ IMO 改組に基づくISO リエゾンオフィサーの見直し
⑤ TC8/WG3(特殊海洋構造物及び支援船作業委員会)で作業中の洋上風力発電設備の標準化に関する報告及び今後の討議方向への助言
⑥ 中国から提案されている海洋調査に関する新TC 設立提案への対応
なお、前述のうち、③の「鉄道Ro-ro フェリーに関する検討」に関しては、当初案ではPart1 として日中韓3 ヶ国を対象とした標準化を進めることが提案されましたが、日本と他国とのレール幅や車両幅などの相違より本件標準化への日本の関心があまり高くないことを発言し、日本を除く、中韓を対象として標準化検討が進められることになりました。
また、フェリー自体の要件(寸法など)についても今次標準化に盛り込まないことが合意されました(何を標準化するのかが現段階では不明確であるところ、SC11 議長(韓国)が引き続き検討することになりました)。
その他、船舶用及び洋上風車などの海洋構造物用油水分離装置、油分濃度監視装置に関する標準化に関し、吉田氏が議長を務めるTC8/SC2(海洋環境保護分科委員会)で検討を進めることになったほか、FRP 船体構造の防火性の検討がIMO において行われているところ、TC8/SC1(救命及び防火分科委員会/UK が議長)において、FRP などの可燃性船体構造の耐火性評価方法のISO 規格を今後作成する必要性が確認されました。
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