ISO/TC8/SC1/WG3(国際標準化機構/船舶及び海洋技術専門委員会/救命及び防火分科委員会/防火作業委員会)
京都会議の概要
IMO/MSC94(国際海事機関・第94 回海上安全委員会)において採択されたSOLAS XI-1/7 によって搭載が義務化された可搬型ガス検知器を技術的に補完するため、TC8/SC1 においてISO 19891-1 「Ships and marine technology --Specifications for gas detectors intended for use onboard ships -- Part 1: PortableGas detectors for atmosphere testing of enclosed spaces」の開発が決定しました。この決定を受け、2015 年1 月から日本がプロジェクトリーダーを務めることとなりました。この後、TC8/SC1/WG3( 日本がコンビーナ) において原案作成が進み、TC8/SC1/WG3 京都会議において各国意見を審議した後、CD/PAS 投票を実施する旨の決議が、TC8/SC1 パナマ総会(2015 年5 月)において採択されました。他国の対応としては、ドイツのガス検知器メーカーであるDrager 社から多くの意見が今次WG前に提出されました。我が国としては、船技協/救命及び防火分科会/ガス検知器ISO 規格検討WG において、ドイツ意見への回答を事前に準備し、今次京都会議にてISO 19891-1について審議を行いました。この会議には、日本並びにドイツからの参加があり、日本からは、太田進氏(海上技術安全研究所)、佐藤裕之氏(理研計器)並びに松本怜大(日本船舶技術研究協会)が出席しました。
今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページ(https://www.jstra.jp/member/)をご参照ください。