ISO/TC8/SC6/WG16(船内情報系ネットワークシステム作業委員会)
東京会合の概要
2016 年 6 月 6~7 日に東京海洋大学越中島キャンパスに於いて、第 1 回 ISO/TC8/SC6/WG16 会議が開催されました。ISO/TC8/SC6/WG16 は寺崎電気産業株式会社 諸野普氏が国際コンビーナを務めており、WG16 登録の日本専門家は、株式会社 MTI の安藤英幸氏及び渦潮電機株式会社の山田隆志氏です。
ISO/TC8/SC6/WG16 では、過去に船内 LAN に関する装備指針を定めた ISO16425:2013 を日本主導により作成を行った実績が有り、現在は、一般社団法人日本舶用工業会 新スマートナビゲーションシステム研究会及び日本船舶技術研究協会 航海分科会との連携により日本主導で開発中の「船舶の安全かつ効率的な運航を可能にするための航海、機関、気象・海象等の多種多様なデータの統合化」及び「船内及び陸上間の IT プラットフォームのオープン化」の実現を目的としたISO19847(実海域データ共有化のための船内データサーバー要件)及び ISO19848(船上機械及び機器用データ標準)の 2 規格の作成を実施しています。
第1回となる今回会議では、2016年2月24日~4月24日の期間にて国際回章を行なったISO19847及び ISO19848 の1stWD(第一次作業原案)に対して提出された各国専門家意見に関する採否審議を実施しました。日本からの参加者としては上述の 3 名の他、下記名簿に示すとおり計 10 名が日本専門家として、計 6 名がオブザーバーとして参加しました。
海外からは、デンマーク、フィンランド、韓国及びノルウェーから計 5 名の専門家が参加しました。
今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページ(https://www.jstra.jp/member/)をご参照ください。