2015年度 「サイバーセキュリティの現状と海事分野における対策」セミナーの開催報告

2015年度 「サイバーセキュリティの現状と海事分野における対策」セミナーの開催報告

 当協会では日本財団のご支援をいただき、関係者のご協力のもと、国際海事機関(IMO)での国際条約等及び国際標準化機構(ISO)における船舶関係の国際標準等の策定に向けた活動に鋭意積極的に取り組んできております。

 現在、IMOでは情報技術を活用して船舶の安全かつ効率的な航行を実現する「e-navigation」が検討・推進されており、当協会は上記の活動の一環として、「e-navigationシステム検討プロジェクト」を立ち上げ、これに積極的に取り組んでおります。今後、e-navigationの推進や本格的なIoT(モノのインターネット)時代の到来などを背景とし、ますます船陸間の電子情報の通信及び共有が加速していくものと予想され、船舶の安全運航に係わる重要情報への外部からの不正アクセスなど、サイバーセキュリティに関する様々なリスクが発生・拡大する恐れがあります。 こうした状況において、IMOでは既に米国等の提案によりサイバーセキュリティ対策に関する議論が開始され、更にボルチック国際海運協議会(BIMCO)、国際海運会議所(ICS)等の世界の海運関連団体が「船上におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」を作成・公表するなど、世界では海事分野におけるサイバーセキュリティへの関心が急速に高まっているところです。

 そこで、当会では、海事分野におけるサイバーセキュリティ対策の必要性について国内関係者の皆様にご理解を深めていただくため、様々な分野におけるサイバーアタックの現状とその対策及び船舶における情報通信環境の現状について、各分野の専門家からご講演いただき、下記のとおり「サイバーセキュリティの現状と海事分野における対策」に関するセミナーを開催いたしました。

詳細については、こちらをクリックしてご覧ください。

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◎ お問い合わせ先:
日本船舶技術研究協会 基準ユニット 冨永
Tel: 03-5575-6427 Fax: 03-5114-8941 E-mail: regulation@jstra.jp