第5回 標準部会の開催報告
2007年3月12日
(財)日本船舶技術研究協会
3月7日(水)午前10時半より霞山会館松の間において、第5回標準部会が開催されました。 議題及び審議結果は、次のとおりです。
(1) 船舶部門日本工業規格(JIS F)原案の審議について(審議)
次の新規原案1規格及び改正原案7規格が承認された。後日、国土交通大臣宛申出の予定。
【新規原案】
・JIS F XXXX 船舶及び海洋技術―機関区域の可燃性油装置からの漏油による火災防止
【改正原案】
・JIS F 0036 造船用語―航海機器―レーダ
・JIS F 0080 舟艇―舟艇の識別―番号付与システム
・JIS F 0102 舟艇―オーナ用マニュアル
・JIS F 7335 船用ホース金物
・JIS F 7426 船用鋳鋼弁
・JIS F 8052 船用絶縁監視装置設計基準
・JIS F 8071 船用電気設備―第352部:電力系統用ケーブルの選択及び敷設
上記新規及び改正原案の概要をご覧になる場合は、下記のWordファイルを参照下さい。
Wordファイル 39.5KB)
(2)標準部会傘下の分科会組織の改組について(審議)
本年4月1日より、現行の標準部会傘下の分科会組織21分科会を11分科会、1協議会とすることを主旨とする改組案を承認した。
なお、JISメーカー分科会は、舶用品標準化推進協議会に改称し、本会賛助会員となっている舶用品製造業者が参集する組織として活動することとなっています。
(3)2006年度標準化関係事業活動報告(報告)
本会の活動状況及びISO及びIECに係わる国際規格の動向について報告があり、了承された。
主な報告
・ISO/TC8/SC2(海洋環境保護分科委員会)議長の就任(海技研 吉田氏)
・温室効果ガス(GHG)及び防汚塗装に関する調査研究及び国際提案
・ISO 28000シリーズ(セキュリティーマネジメントシステム)の作成状況
・船舶用陸電供給システムのISOでの規格化について
(4)その他(報告)
その他船舶技術分野に関連したISO/IEC/JIS に係わる工業用バルブなど他の産業界の動向について報告があった。
なお、次回部会は2007年9月に開催する予定となりました。
○背景
当協会では、委員会規程第7条第2項の規定により、日本工業規格原案の作成に関する事項、ISO,IECの国際標準原案作成に関する事項等の特定事項を処理するために標準部会が設けられています。
○委員構成
部会長/萩原秀樹/東京海洋大学 教授
委員/井上彰一郎 /日本小型船舶検査機構 企画部長
仁保治/三井造船(株)船舶・艦艇事業本部 基本設計部長
木原洸/(独)海上技術安全研究所 顧問(学識経験者)
後藤芳博/(財)日本舶用品検定協会 技術部長
桐明公男/(社)日本造船工業会 技術部長
近藤良太郎/(社)日本電機工業会 技術部長
小林修/(社)日本舟艇工業会 専務理事
柳沼敦/(株)商船三井 技術部 設計グループ 主任
山内秀紀/川崎汽船(株)造船計画グループ 機関チーム
高階尚也/高階救命器具(株)代表取締役会長
立石学/(社)日本中小型造船工業会 常務理事
時繁哲治/(財)日本海事協会 材料艤装部長
植村卓司/ユニバーサル造船(株)商船・海洋事業本部 基本設計部 船装設計室室長
藤山昭一/(株)鷹取製作所 代表取締役会長
本田圭佑/(株)エヌ ゼット ケイ 代表取締役会長
三輪元一郎/三元バルブ製造(株)代表取締役社長
高平智明/(株)アイ・エイチ・アイマリンユナイテッド 基本設計部 船舶計画グループ課長
吉田英次/(社)日本舶用工業会 常務理事
本件に関する問い合わせ
(一財)日本船舶技術研究協会
基準・規格グループ 標準化チーム 冨永 恵仁
〒105-0003 東京都港区西新橋1-7-2 虎の門高木ビル5階
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