2020年6月9日に第16回ISO/TC 188/SC 1総会が開催されました。今次会議には7カ国のエキスパート／リエゾン等30名が参加し、主にイマーションスーツ（ISO 15027シリーズ）の個々の問題を解決するために設置された3つのアドホックグループの進捗状況の報告が行われました。そのうちサーマルマネキンのアドホックグループ（サーマルマネキンを用いた試験要件の開発を行うグループ）は、日本（舶用品検定協会）がカナダ及びドイツと共に行うサーマルマネキンのラウンドロビン試験がCOVID-19の影響で遅れていることを報告し、分科委員会は、プロジェクトの凍結期間の延長をISO事務局に求める決議を採択しました。また、被験者のサイズを検討するアドホックグループは、欧米人の体格に合わせ、かつIMO基準に従うことを前提とした改正案を提示しました。しかし、結論は出なかったため、各国で検討し、次回会議で審議することになりました。

　今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページ（https://www.jstra.jp/member/）をご参照ください。