ISO/TC 8/SC 11/WG 3（国際標準化機構／船舶及び海洋技術専門委員会／インターモーダル及び短距離海上輸送分科委員会／ソフトウェアベースの計画保守システム作業委員会）の第4回会合が、6カ国（日本、中国、フィンランド、韓国、ノルウェー、米国）及び2機関（ボルチック国際海運協議会[BIMCO]、国際海上通信委員会[CIRM]）から17名の参加のもと、2020年6月1日～3日及び5日にWEBにて開催されました。

　WG 3は、船舶の安全で効率的な運航を確保することを目的としたソフトウェアによる船上装置のメンテナンスに関する国際規格の作成を推進しています。

今次会合では、BIMCO及びCIRMの合同WG（欧州を中心とする船主、舶用装置製造業者がメンバー）で作成され、2017年12月に公開された「BIMCO-CIRMソフトウェアメンテナンスガイドライン」を基礎とした国際規格案（ISO 24060）への審議が行われ、BIMCO-CIRMガイドラインの5つのAppendix(※)の中の、データを保存・記録する要件を定めたAppendix 5（Onboard software log：船上ソフトウェアログ）のみを対象とした規格として作成を進めることが合意された他、規格内容詳細への審議が行われ、我が国も積極的に議論に参加しました。

※ CIRM及びBIMCOは、ガイドライン本体とAppendix 1～Appendix 3をソフトウェアメンテナンスガイドライン案として、国際海事機関（IMO）へ提案することを表明。

今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページ（https://www.jstra.jp/member/）をご参照ください。