ISO/TC 8/SC 2/WG 4（船上廃棄物管理作業グループ）の会議が、2020 年10月30日（金）20:30～23:20（日本時間）にweb（Zoom）で開催されました。7か国と1国連機関（UNECE）から16名の参加があり、我が国からは2名が出席しました。なお、本会合は内陸航行船に関する規格を扱うTC 8/SC 7（Inland Navigation）との連携で開催され、SC 7 から議長とマネージャが参加しました。内陸航行船の廃棄物管理と港湾での受け入れ施設に関する規格案（ISO/WD 24146-1～-2）が提案されており、NP 承認後最初の会合として審議が行われました。内陸航行船の場合、河川を管理する国や地域の規制がすでに実施されている場合が多く、これらとの関係が主な論点となりました。海洋航行船の場合に基本となるMARPOL 条約Annex V を出発点とはせず、既存の地域規制との調和を図ったガイダンス的な規格にするということでおおむね合意が得られました。規格案本文の逐条的な検討を行う時間がなく、メール等による意見の収集を行い、再度検討の場を設けることになりました。

今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページ（https://www.jstra.jp/member/）をご参照ください。