第2回 TC 8/WG 10 Panel会議（スマートナビゲーションのための船陸間通信に関する国際標準化の検討委員会）が、2020年11月9日にオンライン（Zoom）にて開催されました。

（11月3日～5日開催のISO/TC 8/SC 6/WG 16 (船内情報系機器用ネットワークシステム作業委員会) 及び11月6日開催のISO/TC 8/SC 6総会 (航海及び操船分科委員会)と併催）

　この会議には 7カ国（日本、中国、フィンランド、フランス、韓国、ノルウェー、米国）及び1リエゾン（IACS）から29名が参加（巻末資料1 (TC 8/WG 10 N 70) 参照）。日本からは、計10名が出席しました。

　今次会合では、我が国提案である ISO 23807（船陸間データ通信）の適用範囲（Scope）に関する 審議が行われ、2019 年 11 月開催の前回会合結果及び国内調査研究（※1）に基づき、同じ船陸間通 信に関する標準化を審議中の IMO 基準及び IEC 規格（※2）とこの規格で定める範囲との関係を整理した図を提案し、ISO 規格の中で定めることになりました。

※ 1：日本財団助成事業による当会の「船陸間通信の標準化に関する調査研究」として実施中。

※ 2：国際海事機関（IMO）の簡易化委員会（FAL）で審議されている出入港手続きに関する通信の標準化（IMO/FAL 44/7）及び IMO における E-navigation 戦略や海上における遭難及び安全に関する世界的な制度（GMDSS）等 に関する次世代電子海図である S-100 シリーズに基づく船陸間通信規格である IEC 63137。

今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページ（https://www.jstra.jp/member/）をご参照ください。