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ISO/TC 8/SC 1(海上安全分科委員会)議長に就任:宮崎恵子海技研国際連携センター長(日本)

2023/05/16

〈 我が国が新たにISO/TC 8/SC 1(海上安全分科委員会)議長に就任 〉

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所の宮崎恵子国際連携センター長は、2023年5月6日に、ISO/TC 8/SC 1(国際標準化機構/船舶及び海洋技術専門委員会/海上安全分科委員会)議長に選出されました。
宮崎センター長の議長任期は2023年から2026年になります。

TC 8/SC 1は、国際海事機関(IMO)によって策定された要件および世界の海事産業のニーズを支援することを目的に、造船および船舶の運航に用いられる救命および防火に関する設計、構造、設備、材料および技術の標準化を行っています。

宮崎センター長は、TC 8/SC 1に2011年から救命設備のエキスパートとして参加し、2012年から順次、救命設備関係の3件(※)のプロジェクトリーダーを務め、それぞれ規格制定を成し遂げました。その成果により2019年に経済産業省の「令和元年度産業標準化事業表彰」において、国際標準化貢献者として、産業技術環境局長表彰を受けました。これらの実績により、TC 8/SC 1幹事の米国コーストガードから推薦され、TC 8のメンバー国の投票により選出されました。

※ 宮崎センター長がプロジェクトリーダーとして作成した国際規格
- ISO 17399(生存艇及び救助艇用シーアンカー)
- ISO 18079-5(膨脹型救助艇の整備)
- ISO 15738(膨脹式救命器具のガス膨脹システム)

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日本船舶技術研究協会は、TC 8/SC 1を含む船舶全般に関するISO/IEC国際委員会への国内審議団体として、日本財団による助成を得て、国内関係者で構成する委員会で調査研究・審議を実施し、適切且つ迅速な対応を図っています。
以上

●本件に関するお問い合せ先
基準・規格グループ 規格ユニット 松本怜大、佐藤公泰
TEL:03-5575-6426 FAX:03-5114-8941
e-mail: matsumoto@jstra.jp、sato@jstra.jp