〈 我が国から新たにISO/TC 8/SC 2（海洋環境保護分科委員会）議長に就任 〉

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所の高橋千織（たかはし ちおり）GHG削減プロジェクトチームリーダーは、本年1月1日に、ISO/TC 8/SC 2（国際標準化機構／船舶及び海洋技術専門委員会／海洋環境保護分科委員会）議長に就任しました。
高橋プロジェクトチームリーダーの議長任期は2029年末までとなります。

TC 8/SC 2は、海洋汚染を低減するための材料、装備及び技術並びに、造船及び船舶の運航、外航船、内陸航行船、海洋構造物、船陸間インターフェイス及びIMO（国際海事機関）要件の対象となる全ての海事構造物に関連する環境案件に関する標準化を行っています。

高橋プロジェクトチームリーダーは、排ガス処理システム（EGCS）の専門家としてTC 8/SC 2のワーキンググループのコンビーナ（座長）に就任しており、EGCS排水の水質モニタリング項目の一つであるpHの測定に関する規格（ISO 23668（船上のpH連続監視手法））の開発を行うなど、SC 2の活動に貢献してきました。この実績により、前議長である当協会審議役の千田哲也氏の任期満了に伴い、TC 8/SC 2幹事の米国運輸省から推薦され、TC 8のメンバー国の投票によりこのたびTC8/SC2議長に選出されました。

日本船舶技術研究協会は、TC 8/SC 2を含む船舶全般に関するISO/IEC国際委員会への国内審議団体として、日本財団による助成を得て、国内関係者で構成する委員会で調査研究・審議を実施し、適切且つ迅速な対応を図っています。

以上

●本件に関するお問い合せ先
基準・規格グループ 規格ユニット　松本怜大
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