〈 当協会職員が国際海事機関（IMO）船舶設備小委員会の次期議長に選出されました 〉

国際海事機関（IMO）第10回船舶設備小委員会（SSE 10）が3月4日から8日までの間、英国ロンドンのIMO本部で開催され、当協会の江黒　広訓（えぐろ　ひろのり）主任研究員が、SSE小委員会の次期議長に選出されました。

江黒主任研究員は、2015年7月に一般財団法人日本海事協会より当協会に出向し、以降一貫してIMOの安全に関する委員会、小委員会に継続して日本代表団の一員として参加し、これら会議における日本提案の実現及び国際交渉、並びに国内調整に貢献してきました。 また、2019年から2022年まで、SSE小委員会で船上揚貨装置及びアンカーハンドリングウインチの安全性向上のための海上人命安全条約（SOLAS条約）改正の作業部会議長を務めたことをはじめ、各種案件で会期間通信部会（コレスポンデンスグループ）のコーディネーターや起草部会（ドラフティンググループ）の議長を務めたことにより、その卓越した知見と調整能力が高く評価され、次期SSE小委員会議長に推薦され、満場一致で決定したものです。

当協会は、公益財団法人 日本財団のご支援のもと、船舶に関する基準・規格・研究開発を一体的にとらえ、国際海運の安全性向上・海洋環境の保全及び我が国海事業界の国際競争力強化のため戦略的に取り組んでいるところですが、今般の江黒主任研究員のSSE小委員会議長就任決定を受け、IMOにおける合理的な基準策定に一層貢献してまいる所存です。

以上

●本件に関するお問い合せ先
基準・規格グループ 規格ユニット　松本怜大
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