お知らせ

IMOアンモニア燃料船暫定安全ガイドライン説明会を開催しました。

2025/01/24

IMOアンモニア燃料船暫定安全ガイドライン説明会を開催

 2025年1月21日、弊会の「ガス燃料船・新液化運搬船基準策定プロジェクト」の一環として、昨年9月の第10回貨物運送小委員会(CCC10)において最終化し、同年12月の第109回海上安全委員会(MSC109)において承認された、アンモニア燃料船暫定安全ガイドライン(以下、「ガイドライン」という。)の説明会を開催いたしました。

「ガス燃料船・新液化運搬船基準策定プロジェクト」では、関係者皆様のご協力を賜りながら、調査研究等を行い、代替燃料船を始めとした、IMOにおけるガス燃料船や新液化運搬船の基準策定に係る我が国対応方針の検討を行っております。

 この度、ガイドラインへの理解を深めていただくため、一般財団法人 日本海事協会の酒井竜平様を講師としてお招きし、LNG燃料船の安全基準であるIGFコードとの相違点や今後の課題等を中心にご説明いただきました。本説明会は、同プロジェクトの委員・関係者の皆様からアンモニア燃料船に係る設計・開発等に直接携わる方々に広く参加のお声がけをいただき開催しました。結果、対面・Web参加を含め300名以上の方にご参加いただき、実際のアンモニア燃料船の開発における課題やガイドラインに関する疑問点等について、活発な議論がおこなわれました。

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ガイドラインの説明を行う酒井氏

 ガイドラインは、アンモニア燃料使用に関する情報収集期間を経て、早ければ2026年から得られた情報を基に見直し作業をおこなうことが見込まれております。

 本説明会を契機として、アンモニア燃料船の開発が促進することを期待するとともに、日本からガイドラインを世界基準としてより良いものとする積極的な提案をおこなうきっかけとしていきたいと考えております。

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説明会の様子

 弊会では、「ガス燃料船・新液化運搬船基準策定プロジェクト」において、引き続き代替燃料船を始めとするIMOにおけるガス燃料船や新液化運搬船の基準策定に係る審議に適切に対応して参ります。

●本件に関するお問い合せ先

(一財)日本船舶技術研究協会 秋山 直之

TEL:03-5575-6427、 FAX:03-5114-8941

e-mail: akiyama-n@jstra.jp