2019年2月18日
一般財団法人 日本船舶技術研究協会
「船舶基準セミナー~海事産業の脱炭素化のゆくえ~」の開催について(ご案内)
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素より当会の実施事業につきましては、日頃より格別のご厚情を賜りありがとうございます。当協会では日本財団のご支援をいただき、関係者のご協力のもと、国際海事機関(IMO)における船舶の国際基準策定に積極的に取り組んでおります。 昨今、地球温暖化対策をはじめとした気候変動対策は世界的な緊急課題となっており、今世紀後半中の「脱炭素化」目標を決定した2016年のパリ協定発効以降、その動きは、更に加速しています。 海事分野においてもこの動きは同様であり、昨年4月、IMOの第72回海洋環境保護委員会(MEPC)において、今世紀中なるべく早期のGHG排出ゼロを目指した温室効果ガス(GHG)削減戦略が採択されました。当該戦略においては、2030年・2050年にそれぞれ達成すべき中長期のGHG削減目標が掲げられており、今後、同戦略に基づき、目標達成のための各種対策に関する国際交渉が進められていきます。 このような中、我が国としても産学官公が一体となって、IMOにおける脱炭素化の取組に総合的に対応し、もって我が国海事産業の国際競争力強化を図りつつ海事分野における地球温暖化対策を強力に推進することが求められています。 今般、こうした状況を踏まえ、表題のセミナーを開催し、気候変動対策に関する世界的な動向とともに、国際海運におけるGHG排出削減の議論の動向・展望や我が国における産学官での取組状況をご紹介することといたしました。 つきましては、ご多忙中誠に恐縮ですが、皆様より奮ってご参加を賜りたく、下記のとおりご案内申し上げます。
敬 具
記
「2018年度船舶基準セミナー ~海事産業の脱炭素化のゆくえ(仮称)~」
主 催 (一財)日本船舶技術研究協会
1.日時及び場所
日 時 2019年3月18日(月)13時30分~17時10分(受付開始13:00) 場 所 海運クラブ2階ホール
http://kaiunclub.org/access.html
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-4 海運ビル
TEL:03-3264-1825
2.プログラム(予定)(今後の調整において若干の変更があり得ます点はご了承ください。)
プログラムについては、都合により変更になることがございます。
主催者挨拶 田中 誠一 一般財団法人 日本船舶技術研究協会 会長 来賓挨拶 水嶋 智 国土交通省 海事局長 講演 (1)第1部:気候変動を取り巻く世界の状況 [登壇者調整中] 「気候変動対策とは~経済・社会的課題とその解決に向けた世界的潮流~」 斎藤 英明 国際海事機関海洋環境保護委員会議長 (国土交通省海事局船舶産業課長) 「国際海運分野における気候変動対策」 (2)第2部:国際海運のGHGゼロエミッションに向けた我が国の取組 坂下 広朗 一般財団法人 日本海事協会 会長付参与 「国際海運GHGゼロエミッションプロジェクトの活動と今後の方向性」 高橋 正裕 日本郵船株式会社 環境グループ グループ長 「2030年効率40%改善目標の達成に向けて~日本提案の対策と海運業界からの視点~」 佐藤 貴文 みずほ情報総研株式会社 環境エネルギー第2部 エネルギーチーム コンサルタント 「低・脱炭素エネルギーを取り巻く世界の動向と展望」 平田 宏一 国立研究開発法人 海上技術安全研究所 環境・動力系 系長 「船舶への低・脱炭素燃料導入の可能性」 雲石 隆司 三菱造船株式会社 開発部 技監・環境技術担当部長 「ゼロエミッション船は実現できるのか ~船上CCSを活用したソリューション~」 閉会挨拶 神林 伸光 一般財団法人 日本船舶技術研究協会 理事長
3.参加費 無 料
4.申し込み方法 参加申込書をご記入の上、3月11日(月)までに、regulation@jstra.jpまでメールにてお申し込み下さい。 なお、セミナーの定員は150名、申し込み先着順とさせていただきます。 定員に達した後に参加申し込みをした方に限り、参加の可否を当会より連絡いたします. (それ以外の方へのメール等による連絡は通常はいたしませんので、ご了承ください)。 なお、当日ご来場の際は受付にて名刺を頂戴いたしますので、ご持参くださいますようご協力をお願い申し上げます。
◎ お問い合わせ先:(一財)日本船舶技術研究協会 基準ユニット 冨永恵仁 Tel: 03-5575-6427、Fax: 03-5114-8941、E-mail: regulation@jstra.jp
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