平素より当会の実施事業につきまして、日頃より格別のご厚情を賜りありがとうございます。当協会では日本財団のご支援をいただき、関係者のご協力のもと、IMO(国際海事機関)における船舶の国際基準策定に積極的に取り組んでおります。 気候変動問題への対応が世界的に喫緊の重要課題となっている中、今後も輸送量の増大が見込まれる国際海運分野においても、本年7月のIMO環境保護委員会において、2050年頃の温室効果ガス(GHG)ゼロエミッションの実現等を国際的な目標※とすることが合意されました。 ※①2050年頃までにGHG排出ゼロ、②2030年の輸送量当たりのCO2排出量40%削減、③2030年のゼロエミッション燃料等の使用割合5~10%、の目標を採択
世界有数の海事大国である日本として、このような国際的取組を牽引すべく、産学官公の海事関係者らが「国際海運GHGゼロエミッションプロジェクト」を立ち上げ(主催:当会、共催:国土交通省、支援:日本財団)、国際海運の脱炭素化に向け、将来の船が目指すべき方向性やその実現の方策を議論しております。 2020年3月には、今後の取組の指針とすべく、今世紀中のゼロエミッションに向けたGHG削減シナリオ及びその実現に向けた今後の作業計画を「ロードマップ」として取りまとめました。今年度、目標合意を受けたロードマップの改訂を行う予定としております。 今般、こうした状況を踏まえ、表題のセミナーを開催し、国際海運におけるGHG排出削減及び関連する環境諸分野の議論の動向等とともに、共有すべき関係者の取組についてご紹介させていただくことといたしました。 つきましては、ご多忙中誠に恐縮ですが、皆様より奮ってご参加を賜りたく、下記のとおりご案内申し上げます。
記
・・・・・ セミナープログラム ・・・・・・
13:30~ 開場 14:00~14:05 開会挨拶 一般財団法人 日本船舶技術研究協会 会長 田中 誠一
<第一部:IMOにおける環境基準の策定概況について>
14:05~14:30 国際海運のGHG排出削減に関するIMOの動向等 国土交通省 海事局 海洋・環境政策課 環境渉外室長 塩入 隆志 様
14:30~14:55 IMOにおける環境諸基準の最近の審議動向 一般財団法人 日本船舶技術研究協会 基準ユニット長 升井 峻
14:55~15:05 第一部質疑応答
15:05~15:25 ブレーク
<第二部:各環境基準の策定状況及び関係者の取組について>
15:25~15:50 舶用燃料のライフサイクルGHG強度に関するIMOガイドライン及び燃料認証 一般財団法人 日本海事協会 技術研究所 専門研究員 三宅 竜二 様
15:50~16:15 船体付着生物汚損に関する環境基準策定状況及び技術動向 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 環境・動力系 環境影響評価研究グループ 上席研究員/ (併任) 国際連携センター 小島 隆志 様
16:15~16:25 第二部質疑応答
16:25~16:30 閉会挨拶 一般財団法人 日本船舶技術研究協会 理事長 石川 寛樹
※プログラムは都合により変更になる場合がございます。
■申込方法 事前の登録は、こちらのリンクからお願いいたします。 なお、セミナーの定員は120名、申し込み先着順とさせていただきますのでご了承ください。
■その他 講演資料及び講演の様子を撮影した動画は、セミナー後に当会HPに公開予定です。
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