担当 | ISO/IEC/JIS |
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区分 | セミナー |
日時 | 2025年2月20日 13:30~16:50 |
場所 | HOTEL NEW OSAKA 淀の間 |
概要 | 当協会は、日本財団のご支援のもと、ISO、IEC等の国際規格及びJIS F規格の策定等、船舶関係産業標準化活動の推進に積極的に取り組んでいます。
この取り組みの一環として、国内海事クラスター各位における船舶関係国際・国内規格等に関する認識の共有および今後の標準化への取組みの参考に資するため、標準化セミナーを毎年開催しています。 今年度は、国の海事産業や産業標準化に関する施策の動向、アンモニア等の新燃料の導入に向けた国内企業の取り組み、関連規則の策定状況、ISOにおける最新動向についての講演を主題としたセミナー開催したので、概要を以下のとおり報告いたします。 1. 日時及び場所
日 時:2025年2月20日(木) 13時30分~16時50分
場 所:HOTEL NEW OSAKA 淀の間
参加者:約100名(募集80名)
2. 内容 ■開会挨拶 田淵常務理事並びに岡舶用品協議会長より、開会の挨拶を行なった。 ![]() ▲ 田淵常務理事 ![]() ▲ 岡協議会長 第一部:海事産業及び産業標準化に関する国の取組み 講演1-1.「船舶産業を取り巻く動向と関連施策」 国土交通省 海事局 船舶産業課 舟艇・船舶産業高度化基盤整備室長 中村 幹 様 ![]() ▲ 中村講師 講演の概要: 国土交通省海事局が取り纏めた、舶用工業・造船業の現況に係る統計の他、同局が推進するデジタル化やゼロエミッション船の普及に向けた取り組み、経済安全保障推進法に基づく取り組み等について、講演が行われた。 講演1-2.「なぜ、経営戦略上「標準化」が重要なのか~ルール形成による市場創出に向けて~」 経済産業省 産業技術環境局 国際標準課 産業標準専門職 中島 亮平 様 ![]() ▲ 中島講師 講演の概要: 国際標準化を活用したグローバル市場における市場創出戦略の変化、企業経営戦略上における国際標準化の重要性、日本型標準加速化モデルの実現に向けた取り組み等について、講演が行われた。 第二部:脱炭素社会の実現に向けたアンモニア等の新燃料の導入に関する国内企業の取り組み 講演2-1.「アンモニア等の代替燃料を用いた脱炭素化への取り組み」 日本郵船株式会社 工務グループ ![]() ▲ 加藤講師 講演の概要: 日本郵船が推進する脱炭素戦略、次世代船舶の開発、GHG排出規制や代替燃料の社会実装要件等、今後の注目点と課題について、講演が行われた。 講演2-2.「代替燃料船の動向と日本海事協会の取り組みについて」 一般財団法人日本海事協会 技術本部 技術部 主管 ![]() ▲ 松本講師 講演の概要: 代替燃料(LNG、LPG、メタノール、アンモニア、水素)を用いた船舶の割合・船種、各燃料に関連する各種ガイドライン等の策定状況、日本海事協会が推進する実建造プロジェクト及び設計基本承認(AiP)の対応状況について、講演が行われた。 講演2-3.「代替燃料に関するIMO関連規則の審議状況並びにISOにおける産業標準化の動向について」 一般財団法人日本船舶技術研究協会 審議役 ![]() ▲ 高橋講師 講演の概要: 国際海事機関(IMO)における代替燃料関係のルール策定状況と、それに基づき、髙橋氏が議長を務めるISO/TC 8/SC 2をはじめとした委員会における、国際規格の審議状況について、講演が行われた。 ![]() ▲ 講演の様子 参加者の声 アンケートに回答した参加者からは、概ね、「非常に充実していた」、「充実していた」という評価が多く、以下のような感想・要望が述べられました。 <今後のISO/IEC/JISに於ける規格策定に関するご意見、ご要望、ご提案> ◇ 今後中国が策定する基準とJISとの差が無いような施策としてほしい。 <今後、報告会やセミナーで取り上げてほしいテーマ> ◇ 造船業界におけるマーケット見通し。 以 上 |